ゲームの流れ



 ルール説明

十七歩は通常の麻雀と違い、山が存在しません。
各プレイヤーはあらかじめ34枚の牌を開始時に与えられ、そこから13枚選び、手牌とします。
 手牌は聴牌状態であることが望ましいです。
 余った21牌が「捨て牌候補」となります。
配牌が終了したら、ゲーム開始です。
プレイヤーは交互にターンを得て、捨て牌候補の中から一枚づつ選んで捨てます。
もし、相手の選んだ牌が自分の手牌のあがり牌だったら、和了(あがり)となります。

手は必ず満貫以上(〜30符5飜、或いは40符4飜以上)である必要があります。
  満貫以上で無い場合フリテンとなり、あがれません。
  十七歩は常に立直状態となるため、自動的に+1飜されます。
  ドラは含めます。裏ドラはカウントされません。
  両面待ちの片方のみ役が付く場合、その片方でしかあがれません。
   その際、あがれない方が先に出てしまった場合、フリテンとなります。
  一発や河底撈魚は含めます。

山からは牌を引きません。必然的にロンあがりのみとなります。
  ポン・チー・カンはありません。それに絡む役も存在しません。

 霊玉

東方十七歩では、『霊玉』をやり取りしてゲームを進行します。
霊玉はお互いのプレイヤーに十八個ずつ渡されます。(初期値変更可)
  霊玉の最小単位は0.5です。

始めに、場所代として一つ以上の霊玉を賭けます。
 数は後述する『幕』によって変動します。
あがった場合、相手の賭けていた霊玉を貰うことが出来ます。
  ここで、跳ね満以上をあがった場合、貰うことが出来る霊玉にボーナスがつきます。
  跳ね満だと1.5倍、倍満は2倍、三倍満は3倍、役満で4倍の霊玉を相手から貰います。
   例:18.0vs18.0、賭け玉1で跳ね満をあがった場合、19.5vs16.5になります。
流局した場合、賭け玉はそのままに、新しく場所代を載せます。

ゲーム終了時に多くの賭け玉を持っているか、相手の賭け玉を0にしたプレイヤーの勝ちです。

 幕・局

配牌からどちらかのあがり、或いは流局までを『局』と呼びます。
四局で『一幕』となります。一ゲームは一幕〜三幕で構成されます。
  デフォルトは一ですが、がっつり遊ぶなら三が良いでしょう。
規定幕数が終わると、ゲーム終了となります。

 勝利条件

勝利条件は以下の二つです。
  相手の霊玉を0にする
  規定幕数が終わった時、相手より多くの霊玉を持つ。

規定幕数が終わった時、霊玉の数が同じだった場合は以下の通りに勝敗がつきます。
  ゲーム中、あがった役のうち合計飜数×10+合計符数の多い方が勝ち。
  同じだった場合、作った役の中に入っていたドラ+裏ドラの合計数の多い方が勝ち。
  それも同じだった場合(全て流局等)、延長戦となります。引き分けはありません。

 細かいルール

フリテン
  相手または自分の河の牌であがる事は出来ません。
  うっかり自分のあがり牌を捨ててしまうと、あがることが出来なくなります。
  二面待ち以上の時、満貫に届かない方のあがり牌が相手から出てしまった場合、後にもう片方の牌が出てもあがれません。
  筒子3-6待ちで、6の時のみ三色が成立する、など
  その他、何らかの要因(スペル等)によりあがり牌を見逃してしまうと、あがれなくなります。

一発と河底撈魚
  一ターン目のあがりは先攻・後攻共に『一発』の役が付きます。
   立直する前にあがっても、一発扱いとなります。
  十七ターン目の後攻が捨てた牌であがった場合、『河底撈魚』の役が付きます。

場風と自風
  十七歩では場風がなく、自風が東と西と決まっています。
  北と南は永遠に客風牌(オタ風)となります。

延長戦
  規定幕数終了時、お互いに全く同条件の場合延長戦になります。
  延長戦は常にオーラスとして表示され(○幕四局目)、一局ごとに霊力が回復します。
  差が付いた時点でゲームは終了します。